2000年01月04日

【陣痛とは何か?】

実はまだ解明されていません。
研究する人もいないんじゃないかしらね。
そういう研究をするのはお医者様なんですけど、今は促進剤もあるし、陣痛が何なのかがわかったところでお医者様にはあまり関係無いですから。
だから、これは私がずっと何百件、それ以上のお産に立ち会ってきた経験から「こうなんじゃないかな」って思っていることなんですが、
陣痛というのは、赤ちゃんがおこしてるんじゃないかなって思うんです。
医学的な根拠は全く無いんですけどね(笑)。

さっきも言ったように、赤ちゃんはある時期までは羊水の中で、くるんくるん動き回ってます。
だからへその緒が首に絡まるのは無理も無いし、よくあることなんです。
私が立ち会った中で一番多く巻いていた赤ちゃんは、五重に巻いていました。
ぐるぐるぐるぐるぐるって、えりまきみたいに。
その赤ちゃんのお母さんの陣痛は、とってもゆっくりだったんです。

最初理由がわからなくて「どうしてこんなゆっくりなのかな?」って思ってたら、出てきた赤ちゃんは首に五重にへその緒が絡まってたのね。

一般的に陣痛は1時間刻みでそれが30分になり5分になり3分2分ってなっていくって思われているけれど、そんな教科書どおりの人ばっかりじゃないです。
30分刻みのまま出産になる人もいるんですよ。

じゃあ、なんで陣痛がゆっくりかっていうと、さっきの場合はね赤ちゃんねゆっくりゆっくり自分で首に絡まったへその緒を緩めながら出てくるんです。
絡まったままぎゅーって出てきちゃったら、赤ちゃんの首絞まって苦しいもんね。
ゆっくりだけど赤ちゃんは自分でちゃんと緩めるの。
だから五重に絡まっていても窒息なんかしないでちゃんと生まれてきたの。

でもね病院だと30分から縮まらないと促進剤なんです。
だから赤ちゃんは首のへその緒を緩める暇も無くぎゅーって押し出されて、首、絞まっちゃうよね。
それで「これじゃいけない」ってなって、「帝王切開しましょう」「ホーラ帝王切開じゃなかったら首が絞まって助からなかったね」ってなるんですけど、それはどうかな〜?って私は思ってるんですね。

赤ちゃんが、陣痛が、ゆっくりなのは、それなりの理由がある場合が多いんです。

個性なのかもしれないし、さっきの話みたいにへその緒が絡まってるとかかもしれない。
教科書どおりじゃないから正しくないというのは、ちょっと違うと思うんですね。
助産院では陣痛促進剤は使いません。法律で使えません。
でも私はそれで良いと思っている。
それぞれの理由や事情や個性があるから、杓子定規に教科書どおりのお産をさせる必要は無い。

もちろん、あまりにも陣痛が狭まらずに出産の兆候も見えない時には、当然ちゃんとした措置をとっていただける病院に搬送させていただきます。
去年1年間で、少ない月で7〜8件、多い月で20件のお産がありましたけれど、病院に搬送になったのは通年で6件。
そのうち帝王切開になったのは1件です。

今お産の中での帝王切開の確率は、病院によってもさまざまですがそれなりに普通にあることです。
もちろん紀子さんみたいな帝王切開じゃないとダメな場合もあるから、一概に比べられないんですが、でもあせらずに赤ちゃんのタイミングに合わせて待ってあげれば、お腹切らなくても済む場合もあるんじゃないかな?って私は思っています。

私は元々大学病院で働いていたこともあって、その頃から思っていたんですけど、でも、言える状況でも立場でもなくってね。
だからうちでは、できるだけ赤ちゃんとお母さんがリラックスした状態で、赤ちゃんとお母さんにとってより良いタイミングで出産できればいいなと思っているんです。



そうさのぅ。
わたくしには赤がどうやってへその緒緩めるのかはぶっちゃけわからないし(笑)、陣痛が本当に赤がおこしているのかどうかもわからない。
でも教科書どおりが誰にとっても一番正しくて一番良いってわけじゃないっていうのはそうだよなぁと思ったんだよね。
人それぞれ、身体も体調も違うし、生まれてくる赤もそれぞれ違うんだから、そういう事情を全部すっとばして「コレが一番良くて正しい!」っていうのは、ちょっと乱暴だよね。

知り合いからも、大学病院で陣痛が遅れ気味だからって促進剤ガンガン入れられたという経験談を聞いたよ。
ある程度の量超えたところでいきなり効き始めて「生まれる!!」ってなった時に前の人がまだ終わって無いせいで分娩室が空いてなくて、出てきそうなのに我慢しろって言われたとか。
できるかっつーのって言ってた。
まあ彼女は大げさに言ってるんだろうけど、この【赤と妊婦が最優先】って姿勢が良いなぁと思ったのよ。


ラベル:出産 陣痛
posted by 千之 at 00:00 | TrackBack(0) | 腹子ばなし 10/6up | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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