2013年06月26日

お受験記W

お受験塾の先生によると、国立大附属の小学校が求めている子どもは、雑駁に言えば【教育実験の被験者】であるとのことでした。

新しい教育法がある、もしくはアメリカなどで確立されつつある。
それを実践したらどうなるだろう?ということを、先駆的に試されるための子どもたち。

そして大学の教育学部の生徒たちの実習の場でもあると。

だから、他の小学校に比べて圧倒的に教育実習生による授業が多い。

また新しい教育法といっても、すべてがより良い物であるわけではなく、
「あ、だめだこりゃ。」
という場合もあるわけで。

だから、国立大学附属小の子供たちに求められる物は、まず素直に先生の指示を聞くことができる子ども。
先生がこうだと言ったら、たとえ疑問に思っても一生懸命やる姿勢。
若い実習生だからナメくさった態度を取るような子どもでは困るわけです。

そして、一度試された教育方法がダメだった場合、また実習生の授業があまりにもひどかった場合。
通常2週間でやる範囲を10日かけてやって、方法が・実習生がダメだったら、
残りの2日間でざーーっと本職の教師が、本来の方法で流して、それで授業終了です。
それでも自分で噛み砕いて理解し、なおかつついてこれる程度の地頭の良さ。
わからないことは自分で何とかしようとし、またできるようにする強いメンタリティ。

これを持つ子供を見つけようとしているのが、国立大学附属の入学検査です、と。

私立のように、卓越したリーダーシップを持っていることとか、究極に頭が良ければ絶対入れるというわけではない。
うん、くじ引きあるからね。

また、国立小全般に言えることだが、特に筑附小は子供たちに対して手厚いケアはしないそうだ。

実際に、このお受験塾の卒塾生で筑附小に入った女の子が、1年生の時にいつもいつも特定の男子からからかわれいじめられるということがあったと。
蹴られて帰ってきて、しょっちゅう足にアザができたりしてたと。
まあ好きな子へのからかいなのかもしれませんが、やられる方はたまったもんじゃない。

お母さんが心配して、学校の先生に相談したら、
『とりあえず様子を見守ってみましょう。』
と言われたそうだ。

「国立の先生ってことはみんな公務員ですからね。
 公務員すごい得意ですよ、見守るの。」
とお受験の先生が言ったのがツボ。
たしかに得意そうだ(笑)。

見守るって言葉は良いけど、見てるだけで何もしないですからね。

で1年後。
どうなったか。
いじめはなくなったそうです。

それは男の子のからかいが止んだのではなく、女の子が蹴られたら蹴り返すようになっただけ。

そういうメンタルの強さを持った子ども。
それが筑附が欲しい子ども。

なんだそうだ。

『素直に聞く』の方は、はむてるはすんごい素質持ってるけど、
メンタルの方は難しそうだなぁ(笑)、と思っていました。


そして、行動観察という検査。
これの目的は、たぶん「発達障害を持っている子供かどうかを見ているのではないか」というのがお受験塾の先生の見解。

お受験塾には兄弟姉妹でかよっていらっさるお子様たちもいらっさりますので、
そういうところから情報が流れてくるらしい。

何年か前に、どうやら多動に近い子が入学試験をパスして入学して、授業中に立ち歩いてしまう、勝手なことをしてしまう、といったことがあったようだ。

それはその子が悪いわけではないけれども、実験の被験者としてはそぐわない。

その翌年くらいから、この行動観察という検査項目が増えたとのことで、
みんなでグループになって、一緒にスポンジを積み上げましょう!
目指せスカイツリー!!なんつって対して面白くもない行動を自分で考えてやらせると、
そういうお子さんはやはり自分の思考に沿った方向に動いてしまうので、
一目瞭然でわかると。

だから、これは発達障害にグレー判定が出ていたりするわけじゃなければ大丈夫。
一生懸命がんばれ〜で、どれだけリーダーシップを発揮できるかとか、
独創的なスカイツリーを設計できるかとか、そういうことは見てません。
ということでした。


色々と、検査の内容には意味があるのだねぇ。
posted by 千之 at 17:30| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 12/6up | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
我が家の近く(と言っても地下鉄で数駅)にも
国立大付属の小学校がありまして、昨年保育園の
母達の集まりで、そこを受けようかと思うという方が
いらして、ちょっと聞いていたんですが・・・
同じような事をいっていました。
その子の独自性を伸ばす為に、決め事ととか余りなく
活発に自由に育つけれど、教育実習も多くて学習面では
期待してはいけない。むしろ低学年の内は親が子供に教える
位の覚悟でないとダメだとか・・・
私立はないにしても、国立なら…ちょっと検討して
みようかな…なんて思って熱心に聴いていましたが、
最後の親が勉強を・・・で我が家は無理だな。と
速攻諦めがつきました(笑)
国立大付属の小学生は本当に地頭が良くないと、
世間からも遅れを取る事になりかねないですね。。。
Posted by もえ at 2013年07月01日 13:19
母も国立大付属小中高出身で、よく自分たちはモルモットだったと言っていました
友人も国立小中高の人が多く、素直でマイペースな人が多く感じます(起業・独立している人でも穏やか)
きっとハングリー精神や虚栄心が育まれにくいんだろうなあと

今思い返すと私の通った学校(公立)は、多動ぽい子どころか、シンパパ・ママ、ネグレクト被害ぽい、ド貧乏&金持ち、持病あり、ハーフの子などごちゃまぜでしたが、多感な時期にいろんなことを知れたのはよかったかなーと思います
私みたいのは、私立に通ったりした日には勘違いばかやろーになってたでしょうから・・・

子供の特性に合わせた環境を考えるのが大事なんでしょうね
Posted by しほ at 2013年07月01日 18:23
●もえさん●
そうなんですよね、物凄くいわゆる雑草育ちのように強い子になりそうです。特に筑附。でもかなり親がバックアップしないと、同じスピードで進んで行くことは難しいと思いました。その他の学校行事に関してもね。
もう本当に負け惜しみでしかないのですが、落ちて良かったのかも(笑)


●しほさん●
国立でも、それぞれ結構特色はあるようです。筑附に関して言えば、ハングリー精神をかなり引きずり出すやり方のようでございます。
ちなみに御茶ノ水女子附属は、全く逆。お上品で、お受験には親の面接もあるそうですよ。国立なのに。
でも総じて言えるのは、モルモットというのは確かかも。
子供の特性、、、それが難しい。
というか、周囲との化学反応によって抽出されてくる特性もありで。
ま、うちは本当にただの負け惜しみですが、落ちて良かったような。いや、もちろん受かってたら突っ込んでますけどね(笑)!!!
Posted by 千之 at 2013年07月02日 12:45
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